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この第三図版(女性用)は、否定的な感情に揺さぶりをかける図版となっており、
被検者の楽観主義、悲観主義、攻撃型か受動型かなどをつかむことが出来ます。
そしてこの女性がこの状況を乗り切れるかどうか、
どのようにして乗り越えるのかの物語によって、
被検者の持つ力、現実的な対処能力を測ります。
ちなみにコトハのこの反応は…
この悲劇の元となった出来事が、同級生にバカにされたこと。
それに対し、
自分を鍛えることで相手(社会)の要求水準に合わせ、悔しさを解消しようとするもの。
悲劇内容が実際の人間関係で、非常に現実的ということから、
病理としては深くないですね。(抽象的でハッキリしないものほど病理が深いです)
対処行動も、自分を鍛えるという、
一応理にかなっている(?)ものなので、
割と合現実的で、彼女が努力家なのが分かります。
しかし、相手にバカにされても「自分は自分!」と跳ね返せないコトハ、
バカにされたことで起こった悔しさを
相手(外界)の価値や要求に合わせることで消そうとするのは、
結局「自分<相手」になっているってこと。
葛藤に対し、外界の要求に合わせようとするばかりの対処の仕方だと、
いつか自分を見失って鬱になっちゃうかもね。
不幸な場面として認識しないのは、認識する能力が低い、あるいはネガティブ感情の抑圧・解離かな
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